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【感想】伊坂幸太郎の『砂漠』この一冊で世界が変わるかもしれない

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こんにちは、しろです。

文庫本の新装版が出たので再び読んでみました。何度読んでも清々しい読了感でいっぱいになります。この一冊で世界が変わります!本には控えめに、「この1冊で世界が変わる、かもしれない。」って言っているんですけどね^^

 




 

【感想】伊坂幸太郎の『砂漠』

 

Amazonのレビューがものすごくたくさんあるのにどれも高評価なんです。それだけでこの作品の凄さがわかりますよね。

伊坂幸太郎作品のなかで、『砂漠』が一番好き♪という人は多いようです。私は「死神シリーズ」が好きなんです。

  • 死神の精度 (文春文庫)2008/2/8
  • 死神の浮力 (文春文庫)2016/7/8

この二つは最高です。

 

この一冊で世界が変わる、かもしれない。

仙台市の大学に進学した春、なにごとにもさめた青年の北村は四人の学生と知り合った。少し軽薄な鳥井、不思議な力が使える南、とびきり美人の東堂、極端に熱くまっすぐな西嶋。麻雀に勤しみ合コンに励み、犯罪者だって追いかける。一瞬で過ぎる日常は、光と痛みと、小さな奇跡でできていた――。小社文庫限定の書き下ろしあとがき収録!明日の自分が愛おしくなる、一生モノの物語。

『砂漠』伊坂幸太郎 著 表紙裏より

 

書き下ろしあとがきは、下のAmazonの本ではなく、

 

 

この写真と同じ表紙の文庫新装版です。

 

この砂漠を読むと強く信じると世界って変わるんだなって思えます。

そして、なにより、強く信じる人は格好いいです。

こんな人の本質を見れる美人!の東堂さんも大好きです。

この5人が一緒にいることろが好ましいから、

だから、みんな好きな本なんだと思います。

 

今日、スピードコーチングを学んできたのですが、

この時代だという意味だと思うのですが、

「今は信じる力が圧倒的に足りない」

と。

信じる力がある人は何度でもチャレンジするそうです。

この信じる力を養うのが「コーチング」では大切なんです。

コーチはクライアントさんと徹底的に信じないといけないんです。

コーチングとは⇒「信じる力を養うトレーニング」

多くの人は勇気・柔軟性・信じる力が圧倒的に足りないんです。

そして、保証されている、あるいは予測できる実績があることばかりを信じていると、信じる力が弱くなっていってしまうようです。

これ、未来を知っていれば、簡単に信じられますよね。

知っていれば、信じる力が強くなります。

 

だから、コーチはクライアントさんの未来を強く確信して知っている状態にしていきましょう。

ということを学んだのですが、

 

この本でも同じようなことが学べます。

凄くないですか?

凄いと思います。

 

【感想】伊坂幸太郎の『砂漠』この一冊で世界が変わるかもしれないのまとめ

 

北村は、5人で一緒にいるようになってから段々顔に表情が出てきて、人間らしくなっていきます。それまでは上から目線という感じです。

大学の講義は休まず出るツワモノです。

それが、その北村が、「大統領か?」と通り魔に聞かれて殴られると分っていて、「そうだ、僕が大統領だ」と答えてしまうくらい何かに感化されてくるようになります。

そして、少しチャラい鳥井は、今までしてきたことの痛みを受け、それを乗り越えた先には、新たな愛が待っています。

やっぱり乗り越えられない試練ってないんですね。軽薄な大学生だったのが、努力する男に成長します。

それを伊坂幸太郎が独特のテンポで読みやすく面白く展開させてしまうんです。

流石なんです。

 

とびきり美人の東堂さんは、両親がとても好感の持てる両親で、美人過ぎる母親とその母親がとても好きらしい父親に育てられたのです。

いきなりシェパードを家に連れてきたのに、お母さんは飼って良いと即答するし、お父さんは「そうした方が良いと思っていたんだ」

みたいなことを言っちゃいます。東堂さんの家では、お母さんが法律みたいで、それはどこの家庭でもそんなものかもしれませんが、犬を飼ってはいけません!みたいなお母さんではありません♪

 

不思議な力が使える南さんは、いるだけで日向を感じさせる爽やかな女の子です。スプーンを曲げられるし、軽いものなら動かせます。

4年に一度くらいなら車までも飛ばしてしまいます。一途で可愛くて健気です。

 

そして、最後はこの小説のヒーローの西嶋です。空気を読みません。嫌われても傷つきますが自分の道を突き進みます。それが北村たちと出会い、自分の居場所を見つけます。そして、砂漠に雪を降らせるくらいの力を持っているのです。その力が信じる力です。

正義感丸出しですが、自分の信じる道を進む努力もするんです。そしてそれを思いっきり信じている東堂さんも一緒にいてくれます。

 

私も小さな奇跡なら起こせるなーって確信出来てしまう本です。

そんな本って滅多にないと思いませんか?

 




 

西嶋って「世界が変わること」を強く望んでいることろがいじらしいです。

こちらもチェックしてみてください。

伊坂幸太郎『砂漠』動画

 

それではまた!

 


 

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