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【感想】『かみさまのおはなし』原作 藤田ミツ

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こんにちは、しろです。
古事記がとても面白く書かれている本を紹介します。二つの素晴らしい点もお伝えします。この本は、”読み聞かせ”に最適な本ですね。小さい子も面白がって聞くだろうな。とても分かりやすい神話です。

読み聞かせに最適!『かみさまのおはなし』

自分の感想を言う前に、読み聞かせに最適な点についてお伝えします。


【読み聞かせに最適な点】

  • 日本語が美しい
  • リズムがある

日本語がきれいなのは神さまのお話だからです。

  • おにげになりました。
  • お走りに なりました。
  • 岩を おしてごらんになりました

などなど、たくさんの尊敬語が使われています。

※これらも敬語だと 「使っていらっしゃいます」「お使いになっています」
になるのでしょうか。

子供向けの本なのに、自然と文章に溶け込んでいる敬語が、ふんだんに使われています。

「もしもし どうか早く、この大きい岩を おのけくださいませ。」

『かみさまのおはなし』P.42 より

なんだか、子供達が面白がって聞くと思いませんか?

この本を、こどもにポイって渡して、
「一人で読んでね~」

ではなく、いっしょに、読み聞かせで、感情をこめて読んであげると、自然と尊敬語が身につきますよね。

陛下が話されている美しいお言葉は、この本のお陰かもしれません。

↑↑↑
しかも、この帯(おび)コピーは凄いです。。。。。
これって美智子さまが、若き日の陛下読み聞かせをした本ってことですよね。

平成の皇后・美智子さまが新天皇に読み聞かせをした、おさない子どもたちのための『古事記』が、新しい時代、令和を迎え、80年ぶりに復刊されます。変わることなく伝統を受け継いでいくため、皇室が大切にしてきた「読書」。世代から世代へと伝える、読み聞かせの力の大きさを、この本は再発見させてくれるでしょう。巻末には、皇室ジャーナリストの渡邉みどり氏が皇室の読書教育について解説した「美智子さまと子どもたちの本棚」を掲載します

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続いてもう一点、

同じ言葉を繰り返して使っている表現が多いからリズム感があります。

ざんぶざんぶ
もやもや
むくむく
ふわふわ
ざーあ ざーあ

って感じです。
くり返されるリズムがあるから、テンポよく頭に入ってきます。

古典なのに、難しい表現や名前があるのに、するすると読めてしまいました。

文字のあけ方なども、とても絶妙です。

しいて言えば、、、、、もうちょっと鮮やかな色の表現を増やした方が良いのでは?ないのかな?

ビタミンカラーなど鮮やかな色が!白や黒はおおいのですけど。
その方が、リズム感があって、聞いていて楽しいだけではなく、
想像の世界が広がるような気がします。
・・・・・・・すみません。

兎に角 いつも、
「お母さんの日本語って変だよね~うっかり外で使うと笑われるよ!」
と娘に怒られている私にとっては、安心できる美しい日本語の本です。

【感想】『かみさまのおはなし』原作 藤田ミツ

『かみさまのおはなし』の感想です。

古事記って読むと、
日本人で良かったな~
って思わせられる本です。

自分の中に、しっかりと根がはれているようなイメージです。
神話ってそんな安心感がありますよね。

例え、とんでもない神様のおはなしが時々紛れ込んでいでもです。

それらの物語がこんなにも親しみやすく、わかりやすく読めるのだからすごくおススメです。

だいたい子供の本って、大人が読んでも面白い本が多いですよね。

『かみさまのおはなし』突っ込み部分

神様が暴れていいの?
神様が遊んで帰ってこないってどういうこと?
神様なのに約束を守れないんだー


等々、神様たちが大暴れです。

そして誰もが知る童話に似た話も多いです。
「桃太郎に似ているね!」
「浦島太郎みたい」
と読み聞かせてあげると子供たちと会話が弾みそうですね。

目をキラキラさせて、話に夢中になってしまい、
「寝ないじゃん?!」
ってこともあるかもしれません。

この言葉の使い方は、なんだろう?
榊の根って必要?
この擬音語は初めて聞いた!

読み進めていると考えてしまう部分もあり、
もしかすると、このお話は学術的にも凄い本なのかもしれません。
ビブリアバトルで使っても良い戦略が練られそうです。

【感想】『かみさまのおはなし』原作 藤田ミツのまとめ

読むだけで敬語が学べるから、こどもの「お受験」にいいのでは?
なんて冷静な目で読んだ部分もありますが、

この本と一緒になって、

「あー新しい時代が来たんだな。」

と、新鮮な気持ちになりました。
日本人に生まれてきて良かった!

確かに、令和の幕開けにふさわしい本ですね。
テレビでも紹介された本だそうです。
面白い本ですから、紹介もされますよね。

私の心にずしりと響きました。

では、また!

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