こんにちは。
今回は、古事記の世界をやさしく楽しめる本
『かみさまのおはなし』(原作:藤田ミツ)を紹介します。
古事記は日本最古の歴史書として知られていますが、
- 神様の名前が難しい
- 物語の流れが複雑
- 子どもには少し読みづらい
と感じる人も多いのではないでしょうか。
そんな古事記の神話を、子どもでも楽しめるやさしい日本語で書かれているのがこの本です。
実際に読んでみて感じたのは、
- 読み聞かせにぴったりの文章
- 日本語の美しさが自然に伝わる
- 神話の世界を楽しく感じられる
という魅力でした。
この記事では
- 『かみさまのおはなし』の感想
- 読み聞かせに向いている理由
- 古事記の魅力
を紹介します。
『かみさまのおはなし』はどんな本?
『かみさまのおはなし』は、日本神話をまとめた古事記を子ども向けにわかりやすくした本です。
神様たちの物語を、やさしい言葉とリズムのある文章で読むことができます。
また、この本は皇室でも読まれていたことで知られている本です。
本の帯には次のような紹介があります。
平成の皇后・美智子さまが新天皇に読み聞かせをした、おさない子どもたちのための『古事記』
皇室でも読み聞かれていた本というエピソードからも、
子どもへの読み聞かせに向いた本であることが伝わってきます。
平成の皇后・美智子さまが新天皇に読み聞かせをした、おさない子どもたちのための『古事記』が、新しい時代、令和を迎え、80年ぶりに復刊されます。変わることなく伝統を受け継いでいくため、皇室が大切にしてきた「読書」。世代から世代へと伝える、読み聞かせの力の大きさを、この本は再発見させてくれるでしょう。巻末には、皇室ジャーナリストの渡邉みどり氏が皇室の読書教育について解説した「美智子さまと子どもたちの本棚」を掲載します
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読み聞かせに最適な理由
この本が読み聞かせに向いていると感じた理由は、主に二つあります。
- 日本語がとても美しい
- リズムのある文章
順番に紹介します。
日本語がとても美しい
この本を読んでいてまず感じたのは、日本語の美しさです。
神様のお話だからでしょうか、尊敬語がとても自然に使われています。
例えばこのような表現です。
おにげになりました
お走りになりました
岩をおしてごらんになりました
子ども向けの本なのに、敬語がとても自然に文章の中に溶け込んでいます。
さらにこんな文章もあります。
「もしもし どうか早く、この大きい岩を おのけくださいませ。」
『かみさまのおはなし』P.42 より
こうした丁寧な言葉は、読み聞かせをすることで
子どもが自然と日本語の美しさに触れられるように感じました。
子どもに本を渡して
「一人で読んでね」
というよりも、声に出して読んであげるとより魅力が伝わる本だと思います。
リズムのある文章で読みやすい
もう一つ感じた魅力は、文章のリズムです。
この本には、擬音語や同じ言葉の繰り返しが多く使われています。
例えば
ざんぶざんぶ
もやもや
むくむく
ふわふわ
ざーあ ざーあ
といった表現です。
こうした繰り返しの言葉があることで、
読み聞かせのテンポがとても良くなります。
古典の神話の話なのに、
- 難しすぎない
- 読みやすい
- するすると頭に入る
という印象でした。
『かみさまのおはなし』の感想
古事記を読んでいると、
「日本人に生まれてよかったな」
と感じる瞬間があります。

古事記って読むと
「日本人で良かったな~」
って思います
神話の物語には、どこか安心感や懐かしさのようなものがあります。
もちろん、神様たちはとても自由で、
- 神様が暴れる
- 神様が遊びに行って帰ってこない
- 約束を守らない神様もいる
など、思わず「えっ?」と思う場面もあります。
でも、それが神話の面白さでもあります。
むしろ人間らしい部分があるからこそ、
神様の物語が身近に感じられるのかもしれません。
🌟 読んでいて思わずツッコミたくなる神様たち
「神様が暴れていいの?」 「遊んで帰ってこないってどういうこと?」 「神様なのに約束を守れないの?」
……と、神様たちが自由奔放に大暴れ。
その姿がまた愛らしく、読みながら思わず笑ってしまいます。
さらに、誰もが知る昔話に似たエピソードも多く、
- 「桃太郎みたい」
- 「浦島太郎に似いる」
💡子どもとの会話も広がる本
この本を読み聞かせていると、
「桃太郎みたいだね」
「浦島太郎に似ているね」
など、童話に似た場面も見つかります。
そうした場面で子どもと話をすると、
物語をきっかけに会話が広がりそうだと感じました。
もしかすると、
「続きが気になって寝ない!」
ということもあるかもしれません。
それくらい物語の世界に引き込まれる本だと思います。
📚 読みながら“考える”楽しさもある
- この言葉の使い方は何だろう?
- 榊の根って必要?
- この擬音語は初めて聞いた!
読み進めるほどに、ふと立ち止まって考えたくなる場面も多く、 実は学術的にも価値のある本なのでは? と感じるほど。
ビブリオバトルに使っても面白い戦略が立てられそうです。
『かみさまのおはなし』はこんな人におすすめ
この本は次のような人におすすめです。
- 子どもに古事記を読んであげたい
- 日本神話に興味がある
- 読み聞かせに向いた本を探している
- 日本語の美しい文章に触れたい
古事記は難しいイメージがありますが、
この本なら神話の世界を気軽に楽しめます。
FAQ:よくある質問
この本は「古事記は難しい」というイメージをくつがえしてくれる一冊です。
読み聞かせとしても人気がある本なので、よくある疑問をまとめました。
Q1. 『かみさまのおはなし』はどんな本ですか?
日本最古の歴史書「古事記」に登場する神話を、子どもにもわかりやすく書き直した本です。
やさしい日本語とリズムのある文章で、日本神話の世界を楽しく読むことができます。
Q2. 『かみさまのおはなし』は何歳くらいから読めますか?
読み聞かせなら幼児から楽しめます。
文章もやさしいため、小学生なら自分で読むこともできる内容です。
Q3. 古事記を読むのは難しくありませんか?
古事記の原文は難しい部分もありますが、『かみさまのおはなし』は子ども向けに書かれているため、とても読みやすい内容になっています。
日本神話の入門としてもおすすめです。
Q4. 読み聞かせに向いている本ですか?
擬音語や繰り返しの表現が多く、リズムのある文章なので読み聞かせに向いています。
声に出して読むと物語の楽しさがより伝わります。
Q5. 大人が読んでも楽しめますか?
子ども向けの本ですが、日本神話の魅力がわかりやすくまとめられているため、大人が読んでも十分楽しめます。
古事記を気軽に知りたい人にもおすすめです。
まとめ|古事記をやさしく楽しめる一冊
『かみさまのおはなし』は、
- 古事記の神話をやさしく読める
- 日本語の美しさが感じられる
- 読み聞かせにぴったり
という魅力のある本でした。
子どもにこの本をポンと渡して「一人で読んでね〜」ではなく、 いっしょに読み聞かせをしながら、感情を込めて読む。
それだけで、自然と美しい言葉遣いや尊敬語が身につく——そんな力を感じる一冊です。
陛下の美しいお言葉の背景には、もしかするとこうした本との出会いがあったのかもしれませんね。
子ども向けの本ではありますが、大人が読んでも十分に楽しめる内容で、 日本神話に触れる最初の一冊としてもとてもおすすめです。
💬 読後の気づきと余韻
「読むだけで敬語が身につくから、お受験にも良いのでは?」 なんて冷静に考えた部分もありましたが、 読み終える頃には、
“ああ、新しい時代が来たんだな”
と、胸の奥がふっと明るくなるような気持ちになりました。
日本に生まれてよかった。 令和の幕開けにふさわしい一冊だと、改めて感じます。
テレビでも紹介されたそうですが、 それも納得の面白さと深みがありました。
読後には、心にずしりと響くものが残ります。
気になった方は、ぜひ手に取ってみてください。



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