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【レビュー】感想!しゃばけシリーズ『むすびつき』

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こんにちは、しろです。

2018年の最新刊!しゃばけシリーズ17巻目、畠中恵の『むすびつき』、、、、、一見、若だんなが、結婚するお年頃だからそんなタイトルが付いたのかと思っていたのですが、前世がテーマのお話でした。

【感想】しゃばけシリーズ『むすびつき』

今回の、しゃばけシリーズの『むすびつき』では、鈴彦姫がとても可愛いのです。疫病神の金次さんは前世の若だんなと出会ったストーリーがありました。『むすびつき』のなかの「昔会った人」の中の物語です。

その話を聞いて、鈴彦姫は、金次さんがとても羨ましくなります。

自分も若だんなと前世からの縁があったかも!

若だんなは何度も今まで生まれ変わってきてるだろう~その中の一人と自分は会っているはず!

と考えて必死に記憶をたどっていきます。

それがなんとも健気で可愛いのです。

一人、該当しそうな人を見つけて、若だんなとの共通点を必死に探します。

若だんなの事大好きなんだなー

妖の好き♪と人間の好きは違うかもしれませんが、

なんとなく妖の方が純真のような気がしてしまいます。

可笑しいですよね。

頭で考えずに、全身全霊で好きを表現しそうな気がして、

好きの視点も違うんだろうな。

人間の方がずれているのかもしれません。

ですが、妖の性質にもよりますよね。

妖と人間では根本的に違うところがあるけど、人間は寿命があるから、いつまでも一緒にいられないのはなんだか悲しいです。

若だんなのことが大好きな妖や若だんなの事を大切に想っている仁吉佐助のことを考えるととても切なくなります。

若だんなが生まれ変わるまで、ずーっと待っていてね。

どんなに時間が掛っても。。。。。。

とそんなことを黄昏ながら考えていました。

とても綺麗なメロディーの星野源さんの『生まれ変わり』というピアノ演奏の動画を見つけたので、

聞いてみてください。

しゃばけシリーズから観る生まれ変わり

「こわいものなし」というお話では、夕助の望みは、

「死を恐れずに人助けをして英雄になって輪廻転生をすること」

でした。なので死を恐れない「こわいものなし」の行動を取っていました。

そんな中で神社祭神である大物主神様の関わり合いで、夕介は命を落としてしまいます。

  • かなりいい加減だけど憎めない夕介
  • 前世の記憶があるまま生まれ変わりたい
  • 転生とは死んでも元のまま生き返ると勝手に思っていた

「どんな者でも、望みが叶うことが、幸せに繋がるとは限らぬ。生まれ変わった後、今の己を覚えているのが、嬉しいかどうか。さて、どうかな」

ただ、それでも転生が夕介の望みなのだ。

「だから望む通り、生まれ変わればよい。その後のことは、己で何とかしていくのだな。輪廻転生を願ったことが、良かったのか、不幸となるのか。おお、見てみたい気もするな」

『むすびつき』畠中恵 著 P.256-P.257 より

その夕介さんは、

  • 最初は、蝶で、鳥に食べれて短い一生を終えます。
  • 次は鯉で、いつの間にか姿を消してしまいます。
  • 神さまが関わっているので、夕介はものすごいスピードで生まれ変わっていくのです。
  • 菜の花になったら芋虫に食われた。
  • 蟻の時は雀に食べられます。
  • 鳩では鷹の餌になりました。
  • 最後に九官鳥になった時に、英雄というほどではありませんが人の役に立つようになります。

こんな様子がしゃばけシリーズ的生まれ変わりです。

【レビュー】感想!しゃばけシリーズ『むすびつき』のまとめ

病気がちで何度も三途の川を渡さりそうになっている若だんなだからこそ、みんなが(小鬼を覗く)若だんなが死なないように気を配っています。若だんな本人も考え過ぎて分らなくなってきますが、結局は大丈夫と自分に言い聞かせます。

若だんなのような優しい人が大丈夫と言える世の中は素敵な世界なんだと思います。

(大丈夫。皆が一緒にいてくれるもの。ちゃんと明日へ行ける)

『むすびつき』畠中恵 著 P.269 より

小鬼さん達”家鳴り”と一緒に暮らしたい、、、、

それでは、また!

【追記】

しゃばけシリーズの15巻『おおあたり』畠中恵 著 が文庫になりました。

この文庫を2018/12/27(木)8:59までに買うと、「しゃばけシリーズ モバイル壁紙」がもらえます!の商品出荷時に、ダウンロードURLをメールにてお知らせします。ダウンロード期限は2019/1/31(木)23:59となります。

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