こんにちは、しろです。
先日のコーチングで、スパイラルダイナミクスを教わりました。そのことが簡単に書かれている本だよって紹介された本が『ウィバーメッセージ 奇跡の起こし方 みんなつながっていて だれもが正しいんだよ!』です。これについて書いてみます。
スパイラルダイナミクスのことが書かれている本
これってどうやってコーチングに活用するんだ――って、モヤモヤしながら読んでいたので時間が掛ってしまいました。
スパイラルダイナミクスとは、文化や人間の発達には段階があるグレイヴスの理論です。それをケン・ウィルバーが詳しく解説しているものがあります。
それぞれのステージごとに成長の段階があるとする「8つの成長段階」です。
※段階のことは「ミーム」と呼んでいます。
『ウィバーメッセージ 奇跡の起こし方 みんなつながっていて だれもが正しいんだよ!』
の本の中では、色のカラフルなところですが、簡単に表現しています。
レベル1(一番下にあるミーム)は、ベージュで「生きる!」
例: 原始社会、幼児、痴呆老人、アルツハイマー末期、廃人化した浮浪者、餓死に瀕した集団。
成人人口の0.1%、指導階層の0%
レベル2(一段上がったミーム)は、紫で「たたりがこわいよ~」
呪い信仰、血の誓いによる儀式、先祖代々の恨み、幸運のお守り、親族儀式、呪術的・民族的信仰、民間信仰、迷信、第三世界的状況(極端な貧富の差の放置や市民社会への無関心・無責任等)、宗教的・政治的過激派、ギャング集団、ヤクザ集団の仁義、体育会的集団の伝統、会社集団および官僚的集団の没個性。成人人口の10%、指導階層の1%
ミームは数字と共に上に上がっていきます。。。。。
レベル3は、赤で「楽しかったらいいのだ!」
反抗期の青年、開拓者精神、封建社会、叙事詩的英雄、アクションムービーのキャラクター、ギャングリーダー、軍隊、ニューエージーナルシズム、ロックスター。成人人口の20%、指導階層の5%
レベル4は、青で「きちんとしなきゃだめだーめ」
ピューリタン的アメリカ、儒教的中国、ディケンズ的イギリス、シンガポール的統制、全体主義、騎士道、慈善行為、宗教的原理主義(キリスト教やイスラム教)、ボーイスカウト、ガールスカウト、「モラルマジョリティー」、愛国心、教条化したマルクス主義。成人人口の40%、指導的階層の30%
レベル5は、オレンジ「いろんな人がいるもんだ・・・」
啓蒙主義、ウォール街、経済合理性、中産階級の理想、化粧品業界、トロフィーハンティング、植民地主義、新植民地主義、ファッション業界、物質消費主義、世俗的ヒューマニズム、自由主義的利己主義。成人人口の30%、指導階層の50%
レベル6は、緑「みんななかよくやっていこうよ!」
ディープエコロジー、ポストモダニズム、オランダ理想主義、ロージャ派カウンセリング、カナディアンヘルスケア、人間的心理学、解放の神学、生活共同組合、グリーンピース、動物愛護、エコフェミニズム、ポストコロニアリズム、フーコー/デリダ、人権問題一般。エコサイコロジー。成人人口の10%、指導階層の15%
レベル7は、黄色「ちがっていても それぞれみんな正しいんだから・・・」
レベル8(一番上のミーム)は、ターコイズ、トルコ青で「スピリット☆」
さらに、第8段階になると、ターコイズ、トルコ青という美しいミームになります。
この段階では、普遍的な秩序を理論的にも現実的にも可能なものとして、ひとつの意識システムに結びつけます。今まで出てきたさまざまな段階のスパイラルのすべてを使い、それらの相互作用や多面的なレベルを把握して、そこに流れる神秘的な力(スピリチュアリティ―)というものも入ってきます。この段階は、人類の進化の最前線であり、トランスパーソナル心理学や、複雑性理論、ホリスティックな思想などで現れるけれど、人口のたった0.1パーセント、勢力としては1パーセントにすぎないといわれています。
『ウィバーメッセージ 奇跡の起こし方 みんなつながっていて だれもが正しいんだよ!』尾崎真奈美 著 P.114より
スパイラルダイナミクスって?!
多分、このレベルの分野で成功を収めた、頂点を極めたって自分では思っていても、
例えば、お金がたくさんあっても、周りの人が信じられない人。
のようにその状態が、素敵な感情を伴っていないと
幸せのはなれないのですね。
そこのコーチングの中では、スパイラルダイナミクスを
最初のレベルは、生存競争
第2レベルは、恐れの中に生き、依存する
第3レベルは、力の誇示
第4レベルは、正義とルール、上下関係
第5レベルは、成功と達成、金持ちが偉い
第6レベルは、調和と自然、仲間と愛あるコミュニティー
第7レベルは、柔軟性と意味変換
第8レベルは、意識の超越
このようにも表現していました。そうだったのかーって感じです。
【感想】スパイラルダイナミクスのことが書かれている本のまとめ
ウィルバーメッセージからの一部分の抜粋で終わってしまいましたが、
何度か読みこまないと自分の中に落ちていかない本だったのかもしれません。
コーチングの点からみると、
・アメリカでは「オレンジ」と「グリーン」が多い?
国民の多数がどんな意識レベルにいるのか?
それが、国家体制や文化社会政治状況を左右しているのではないのかな~ということなんですよね。
- 「グリーン」は「ブルー」や「パープル」に退化しやすい。
- 「オレンジ」も「レッド」に退化しやすい。
- 「オレンジ」は「グリーン」の甘さにイライラし、
- 「グリーン」は「オレンジ」の利己的?合理性に納得しないし。
- 「オレンジ」は「ブルー」の盲目的な信仰は危ないと感じるし、
- 「オレンジ」「パープル」の迷信深さを鼻でわらう。
そのレベルの負の部分を担っていくのが上のレベルであってそれぞれのレベルでプラスの部分と負の部分があり、
陥りやすい点があるから、
そこがコーチングで活用される点なんですね。
何か別に気づいた点があったり、考え直すことがあったらまた書き直します。